新人からベテランまで、すべての美容師にとって大切な裏仕事がモデルハントです。スキルアップやコンテストのためだけでなく、上手に活用すれば集客にも繋がります。
しかし、モデルを見つけるのに苦労している方は多いのではないでしょうか?
そこで!今回はモデルハントを成功させる4つの方法をお伝えしていきます。「練習に協力してくれるモデル」、「撮影やコンテストに協力してくれるモデル」といった目的別に上手く使い分けてください。

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①街頭での声がけ

街頭でのモデルハントは美容師の誰もが通る道ですよね。この街頭での声掛けは、一生懸命アプローチしてもスルーされがちで、成功率が低いとネガティブな意見を多く聞きます。メンタル面での挫折を味わった方もいるのではないでしょうか?まずは声をかける対象、そして第一印象に注意してみましょう。

話しかける対象は「急いでいない人」が絶対条件!

つまり、休憩中や待ち合わせ中の立ち止まっている人に声をかけると、話を聞いてもらいやすいということです。もし、歩いている人で、カットやカラーなどの施術目的に合いそうな髪質の人や、モデルのイメージに合ったルックスの人がいれば、時間に余裕がありそうかを判断しましょう。具体的に言うと、早歩きでない、重い荷物を持っていない、腕時計などで時間を確認していない、という人は比較的急いでいない人が多いです。また、学生や定時上がりの社会人は時間に余裕のある人が多いので、平日の15時~18時頃に大学や専門学校、ビジネス街近辺に立つのも有効でしょう。

声がけする対象が定まったら、いよいよ話しかけてみます!この時、清潔感がある格好やサロンやモデルのイメージに近い格好をして、笑顔で丁寧に話すことが大事です。これだけで第一印象が随分と良くなります。また、第一声も非常に大切です。

「すみません」や「ちょっといいですか?」は無視される確率が高いです。特に男性が女性に話しかける場合はなおさら!何が目的か分からなくて警戒されてしまいます。したがって、第一声は次のような言葉が望ましいです。

「今度、カットモデルを募集しているのですが、今2分だけお時間よろしいでしょうか?」

このように、目的や必要な情報を一言目に集約することで、自分の意図を伝えながら警戒心を緩めることができます。

「今度」には「今回、この度」という意味もありますが、基本的には「次回、これから」のことを指します。それを利用して、「今でないのなら、じゃあ少しくらい聞いてみるか」と思わせるのです。

時間も「ちょっと」では感じ方に個人差があるため、具体的に示すと分かりやすいですね。実際には2分に収まらなくても、立ち止まってもらえればこっちのものです。

ただ、5分でも長いと感じる人はいるので、なるべく2分を目安に要点を絞って話せるようにしましょう。また、話を聞く姿勢を作ってくれた方には、すぐに名刺かサロンのチラシを渡すと信憑性が増します。その時は断られても、後から連絡してもらえることもあるかもしれません。

②HPや予約サイトで募集をかける

あまり髪質やルックスにこだわらない場合、HPや美容系の検索・予約サイトで募集をかけるのも一つの手です。HPのトップページに案内を出したり、予約サイトのメニューやクーポンにある程度の条件を書いて載せたりすれば、サロンモデル自体認識していなかった人でも興味を持ってくれる可能性は高いです。

ただしこの時、ただネット予約したり、メールでのやり取りだけだったりすると、当日キャンセルやクレーム、トラブルの原因になることもあるので、必ず電話で必要な情報を確認しましょう。一度直接話すことである程度の信頼を築くことができます。また、文面でいいので前日に確認の連絡を入れておくと、ドタキャン防止になり安心です。

ビューティーパークカレッジでは、美容サロンに特化したHP制作もしております。SNS・ブログとの連携も可能ですので、HPをお持ちでないサロン様は勿論、HPの見直しを検討してる方も是非一度ご覧ください。

SNSWebサイト・アプリで探す

既に始めているサロンも多いと思いますが、ますはインスタグラムやツイッターでサロンのアカウントや美容師としてのアカウントを作り、フォロワーを増やします。モデルの写真をSNSにアップする際に、サロンモデルを募集していることも記載したり、ハッシュタグを付けたりしておくと、興味を持ってくれた人から「いいね」やコメントされるなど、何かしらのアクションがあるかもしれません。

また、SNSに載っている写真を頼りに、フォロワーの中からモデルを探すのもアリです。アカウントのプロフィールを作り、投稿内容に気を付ければ信頼性が増すので、DMなどでアプローチをかけてみましょう。20代前半までの若者には意外と効果的です。その際は丁寧に自己紹介から始め、相手が年下であっても堅苦しくならない程度に敬語を心がけてください。

また、外部のWebサイトで求人を出すのも今の時代に即した良い手段と言えるでしょう。例えば、言わずと知れた地元の掲示板ジモティーです。

サロン近辺の地域で募集をかけられるため、モデルとなってくれる人が来やすいというメリットがあります。「地元のお店」や「譲って・助けて」で検索をかけてみると、意外と多くの人が利用していることが分かります。中には「カットモデルしたいです」と自らモデルに名乗り出ている人も!ジモティーは無料でカットしてもらえるならやりたい、という人が多いようです。ただ、相手の姿かたちが見えないため、「とにかく髪を切りたい、パーマをかけたい、カラーリングをしたい」という新人美容師の練習用モデルを探すのに向いていると思います。

美容師とサロンモデルのマッチングサービスを提供するサイトやアプリも盛んです。基本的にサービスは登録制です。美容師もモデルも厳正な審査をクリアしなければ登録できないものから、特に制約なく誰でも登録できるサービスなど多岐にわたります。登録基準が厳しいサービスのモデルは、マナーが良く信頼度も高いです。自分のイメージに最も合ったモデルを見つけることができます。

また、運営サイトへの手数料・モデルへの報酬、または請求についてもサービスごとに異なるので、予算に合わせてサービスを利用できます。しかし、特に制約のないサービスは、ドタキャンや、サロンモデル以外の目的で利用するユーザーが多いなど、トラブルの原因にもなっており、必ずしも連絡を取り合っている人がモデルをやってくれるか分からないといった不安要素もあります。どのツールを使うにしても密な連絡を取り合い、信頼関係を築くことが大切です!

④既存のお客様にお願いする

最後は、サロンに来てくださったお客様にお願いするというものです。しかし、ここで単純に「お写真撮らせてもらっていいですか?」と聞くのは良くありません。これだと断られる可能性が高いです。まずは、施術後キレイになったお客様を褒めることが大切!

「わぁ、さっぱりして雰囲気が明るくなりましたね!パーマかけたのもやっぱり正解でした!柔らかな感じが〇〇さんによくお似合いですよ!良かったらお写真撮りましょうか?」

こんな風に褒めた後、サラッと提案してみます。ポイントはお客様を優先すること!サロンのための写真ではなく、お客様が「キレイになった自分」を撮っておくために提案するのです。そうして写真を撮ってお客様にスマホ等をお返しする時、あくまでついでのように写真の許可をもらいましょう。

「お写真確認してもらっていいですか?自然なゆるふわ感がとても良いですよね~。 もし良ければ、私もお写真撮らせてもらっていいですか?」

このような流れで聞けば、断る人はほとんどいません。撮った後なら、掲載の了承も得やすいです。

「ありがとうございます!写真映えもするし、〇〇さんのスタイル、本当に素敵に仕上がりましたよね~。〇〇さんさえ良ければHPなどで紹介したいのですがいいでしょうか?」

このように段階を踏んで少しずつイエスを引き出していくことが重要です。このテクニックは店販などの営業でも使えるのでオススメですよ!

まとめ

以上、モデルハントを成功させる4つの方法でした!
皆さんのモデルへの施術目的やスタイルに合わせて是非チャレンジしてください。

ただでさえハードワークで知られる美容師の世界。この記事を読んだ皆さんのモデルハントにかける時間と労力が減り、技術を磨くなど自分自身の時間が増えることを願っています……!

この他に特集してほしいテーマや、解決したいお悩みなどがあれば、お問い合わせフォームよりお気軽にお送りください。皆さんのご意見・ご要望、お待ちしております。