美容院のホームページを作ったのに、お客さんが見ていない!
サイトの存在を知らないお客さんばかりで、全く予約が入らない!

そんな悩めるオーナ様はいらっしゃるでしょうか? それはもしかしたらホームページの中身が良くないのかもしれません。どうすればイケてるホームページに改善できるのでしょうか。

私はウェブデザイナーとして、これまで様々な業界のホームページを作成し、ホームページのリニューアルも多く担当させていただきました。
特に美容業界のホームページはデザイン性を求められたり、予約につながる制作をご依頼いただくことが多くあります。今回はウェブデザイナーの視点からホームページの質を高めるにはどこを見直せば良いか説明していきます!

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美容院にホームページが必要な理由は、美容院にホームページが必要な5つの理由をご確認ください。

目的とゴールをしっかりさせる

まずはホームページが何のためにあるのか再確認することが大事です。
ホームページは目的とゴールによって掲載する内容(コンテンツ)が大きく変わってきます。

目的の違いによってホームページの構造が変わる!?

例えば、美容院のブランディングを目的にしたホームページと集客アップを目的にしたホームページでは全く異ります。

前者の場合、高画質のカットモデル写真を大きく掲載し、文章よりもイメージや最新のデザインで「魅せるホームページ」がおすすめです。集客が既にうまくいっている美容院は向いているでしょう。

後者の場合は、写真では伝えきれないサロンのコンセプトや強みを掲載した「情報型のホームページ」がおすすめです。これから集客を頑張りたい美容院に向いています。

ぱっと見、前者の方がオシャレなホームページに見えるので、デザインに拘りすぎてしまう方が多くいらっしゃいます。
ですが、カッコよさに惑わされずに目的を見失わないように注意しましょう!

ゴールを決めて、お客さんの興味をひく骨組みにしよう!

今回は集客を目的にした情報型のホームページについて考えてみます。目的が決まったので次はゴールです。ホームページにおいて集客のゴールとは何でしょうか?

そうです・・・・・・来店ですね!ホームページを見て来店してくれること。これが集客を目的としたホームページの存在意義となるでしょう。そのためには以下の情報やコンテンツが必要になってきます。

  • メニュー
  • 電話番号
  • 予約フォーム(または お問い合わせフォーム)
  • アクセス情報

これはホームページの必須要素と言っても過言ではありませんよね。ホームページを家とするなら、基礎や土台の部分です。
この部分を解りやすく繋げ、骨組みにしていくことが重要です。

この要素がないホームページは、集客用のホームページとして機能していないのと同じです!必ず解りやすいように、ある程度目立つように掲載しましょう!

オススメなのは、この重要な項目をトップページにも少し載せてしまう方法です。

例えば、オススメメニューの3つを載せてしまうとか、お問い合わせはこちらのボタンを付けてみるなどは有効な手段です。閲覧するお客さん全てが全ページを見てくれるわけではありません。

トップページで離脱しようとしている人に、いかに興味を持ってもらうかが大切です。

この部分を各ページごと対策していくことで、トップページから予約に至るまでの綺麗な導線ができあがりますが、導線が綺麗でないホームページは、予約まで辿り着く前にお客さんの興味を奪います。
だからこそゴールを決めた上で、お客さんが興味を持つ骨組みを考えましょう!

また、ホームページには消費期限があるので、全リニューアルしてしまうのも手です。
特にスマホ対応していないホームページは、作り替えてしまう方が早く集客に繋がります!
ホームページのリニューアル期間についてはこちらをご一読ください。

ターゲットを決める

よくありがちなのは、幅広い世代のあらゆる人に来てもらいたい!というご要望です。色々な方に来ていただけるのは理想ですが、大衆的なデザインでサロンのコンセプトが薄まり、何を伝えたいのかが解りにくくなってしまいます。

まずは「20代~30代 女性」など、来て欲しいお客さんを絞ってみましょう。そうすることでホームページに何をどう載せるか方向性が見えてきます。

男性と女性とでは好みのデザインや必要な情報も異なります。収入が高い人と低い人でも違ってくるでしょう。

ここで気をつけていただきたいのは、女性だからピンクメインのホームページにしてしまうことです。私は女性ですが、好きな色は青系です。赤みやオレンジが強いピンクは好きですが、青みがかったピンクはあまり好きではありません。

つまり、固定概念でターゲットの好みを決めつけてはいけないということです。女性=ピンクがダメ というわけでも、女性の私が、青が好きと言ったから青が正解 という問題でもありません。

さらに注意したいのが、1人の好み=大勢のターゲットの好みではない点です。女性オーナー様の場合、自分の好きな色をホームページのメイン色にする方が多くいらっしゃいますが、1人の意見はどうしても偏りがでてしまいます。

これは色だけでなくコンテンツ部分でも共通して言える話です。固定概念や自己判断だけでなく、ターゲットに合致している方(数人)に好きなサイトをいくつか紹介してもらってから判断するようにしましょう。

また、マーケティングの知識を深めていくと更に質の良いコンテンツを作ることができるので、お店のコンセプトとホームページがズレていないか、来てほしいお客さんに対応したホームページになっているか、今一度見直してみましょう。

お客さんの気持ちを考える

集客に執着しすぎていませんか?ホームページは顔が見えないためお客さんを忘れてしまうことって意外と多いと思います。

ユーザビリティという言葉聞いたことあるでしょうか。ホームページを運営する上で一番忘れてはならないことは、「お客さんの立場になって考えること」つまり「思いやり」です!

聞き飽きている方も多いとは思いますが、”お客さんにとってのわかり易さ”こそ執着するべき点です。わかり易さ=使い易さだと私は思います。

確かに技術的な部分の改善は知識がないと難しいですが、どんな内容を載せるか考えることはそこまで難しくありません。

例えば、メニューの説明が書いてあるか、アクセス情報に駐車場に何台車が止められるか書いてあるか、赤ちゃんを連れてきてOKか、支払いはカードでもできるのか、電話ができないから予約を諦めている人がいないか・・・

想像し始めたらキリがないくらい沢山出てくると思います。

どんなお店か分からなくて来店を諦めているお客さんがいたとしたら勿体無いですよね。「お気軽にお越しください。」という一文を添えるだけでも来店してくれるチャンスは生まれます

全てを網羅するのは難しいですが、ターゲットを絞ることでお客様に最適な情報を伝えることができます。
お客さんが使いやすいことを第一に考えてコンテンツを考え直しましょう。

制作会社に任せきりにならない

制作会社にホームページの作成を依頼する際に、文章から構成、画像まで全ておまかせしてしまったことありますか?
それはもしかすると、お客さんの気持ちを無視しているかもしれません。

お客さんの気持ちを一番考えられるのは、オーナー様や美容院のスタッフの方です。制作会社にその部分をしっかり伝えられるかどうかでホームページの質は決まります。

質の良いホームページを作るには、オーナー様や美容院のスタッフの方の協力が不可欠です。
任せきりになってしまうと、ヒアリング時に聞いたお話が100%の情報になってしまいます。そのため情報量の少ないホームページにしかなりません。

だからといって、思いつくままに情報を掲載してしまっては、かえって解りにくいホームページになってしまいます。事前に「目的」「ゴール」「ターゲット」を決めて、程よい情報量で適切な内容にすることを目指しましょう。

難しそうに感じますが、美容院のホームページにもコツはあります!集客を上げるコツはこちらから。

既に出来上がってしまったホームページは、コストが掛かってしまう場合もありますが、修正を依頼するという手段も視野に入れてみると良いかもしれません。

継続したブログ・SNS更新

ホームページを完成させるまでに、色々なことを考える必要があります。そのため完成すると満足してしまうお客様も多くいらっしゃいます。

でもホームページの完成はゴールではありませんよね。集客が目的であるなら、ホームページは手段でしかありません。ホームページをいかにうまく活用してお客さんを呼び込めるかが完成後の課題になります。

絶えずお客さんを呼び込ませるためには、定期的に営業していることをお客さんへ伝え続ける必要があります。ブログやSNSはサロンの活動を知ってもらえる絶好の場ですし、ブログやSNSはホームページに埋め込むことができます!

SNSやブログだけで足りない情報は、ホームページを閲覧してもらえるようにURLを貼って投稿すれば予約につながるかもしれません。

詳しくは「ホームページとSNSの連携活用法 圧倒的集客に繋げる秘訣!」の記事を参考にしてみてください!

とはいえ、投稿し続けることは体力がいります。スタッフ同士で当番制にするなど、途絶えることがないような工夫をしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

ホームページの質を上げるためには最適な情報を、最適な位置に掲載することが大事で、そのためには「目的」「ゴール」「ターゲット」「思いやり」の4つが重要です。目的とゴールの軸がしっかりしていれば、おのずと必要なコンテンツが見えてきます。

思いやりを持ちながらコンテンツを考えていくと、お客さんにとって必要な情報が解ります。ほんのちょっとした工夫でお客さんに来店していただけるなら、やって損はないですよね!

4つがしっかりしているホームページこそイケてるホームページではないでしょうか?
今一度ご自身のホームページを見返して、改善点を見つけましょう♪