サロンのブログを始めたけれどカラー施術後のイメージやカット後の雰囲気がお客様に伝わっていない気がする…そんなことは無いでしょうか?実は、記事にキレイな写真を掲載することはとても大事なんです。
ブログの文字だけでは施術のテクニックやセンスは伝わりにくいので、写真は絶対必須といっても過言ではありません。写真1枚でその美容室の雰囲気、技術、スタッフの印象などお客様の関心を引けるか決まってしまうことも時にはあると思います。

私は普段、WEBや紙媒体のディレクター兼デザイナーとしてビューティーパークで働いていますが、会社やお客様の予算によっては、プロのカメラマンを手配するのが難しいケースもあり、サイトや販促ツールなどに使用する写真を自分で撮影する事もあります。

最近では社用名刺に使用するスタッフの写真撮影なども担当していますが、従業員にも社外のお客様にも綺麗で印象に残ると好評いただいております。

この写真はスタジオやプロ用カメラで撮影しているわけではなく、ちょっとしたポイントを意識して社内で撮影しているだけです。

一眼レフカメラでもデジカメでも基本的な考え方は同じです。まずはお手持ちのスマートフォンでサクッと綺麗に撮影をしましょう。

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以前、知識コラムにてブログ集客を成功させる秘訣を紹介しましたが、この記事ではブログ・ホームページを更新する上で必須の写真の基本テクニックをご紹介します。

伝えたいイメージを決める

伝えたいこと、目的を最初に明確にする。

撮影を行う前にまず何を伝えたいのかを考えましょう。
「カラー施術後の仕上がりを伝えたい」のか「SNSなどでショートヘアのスタイルを紹介したい」のかでどのような構図にしていくかが変わってきます。

例えば「スタイルを紹介したい」場合、雰囲気があるからといって、大きな花畑にモデルに立ってもらい、モデルと花畑絵全体が入るような構図で撮る。撮った写真を1枚選び紹介する・・・。
確かに、写真は見栄え良く綺麗に撮れているかもしれません。でもそれは目的である「スタイルを紹介したい」ができているでしょうか?モデルがうんと小さくなっていて、肝心なスタイルはほとんど見えていなかった・・・なんてことになってしまうと目的は達成されていないことになります。
もちろん目的を達成するための過程の一つであるなら例えで上げた構図でも問題ありません!
「伝える」=「綺麗な雰囲気写真を撮る」で無いことを常に意識しておきましょう。

全体の雰囲気をスタイルと合わせて伝えるのか、施術後の髪の状態に焦点を置くのか、それらを撮影前にきちんと決めておき撮影に臨むと、より伝えたいことが伝わる綺麗な写真を撮ることができます。

撮影の構図を考える

伝えたいことがまとまったら撮影の構図を考えましょう。
予め決めておいた内容を基にポーズ、アングルを決めます。「きれいに撮る」ことも大切ですが、あくまで「伝えたいこと」の手段が「綺麗に撮る」ということを忘れないようにします。
スタイルの雰囲気を伝えるのか、カタログに使用するのか、施術後の仕上がりを比較用として用意したいのか?
伝えたいことを明確にすることで、ブログの記事に合った明確な写真を用意することができます。

写真撮影は綺麗な背景で

撮影前にはまず撮りたい内装・外装、背景となる場所を綺麗にしましょう。
ペットボトル、私物、ゴミ箱、傘立て、機材…等生活感が溢れすぎているものはファインダーから見えない位置に移動、整理整頓を徹底して行います。
また、背景は撮りたいスペースだけを綺麗にするのではなく、少し余裕を持って広めに片付けを行っておくことが綺麗に撮るポイントです。

モデル撮影の場合は服装などに気をつけて

撮影にモデルを使う場合はモデルさんの服装なども考慮しましょう。
アクセサリーがよれている、襟が曲がっているなど、写真を撮った後であっ!と気づくのはとてももったいないです。些細なことで写真のクオリティーはぐっと上がります。

商材やネイルがうまく撮れない!そんな時は撮影ボックスの検討を

ネイルや商材を紹介したいけど本来の色が出ない、白飛びするなどが気になる場合は、撮影ボックスを用意するのも有効的です。
専門のボックスを買うのも良いですが、100均のアイテムを使用し簡易的ボックスを作ることもできるので環境や撮影頻度によっては揃えておくのもおすすめです。

せっかくサロンの内装にこだわって、構図を考え撮影に臨んでも、背景に荷物や機材が写っていてなんだか汚い…なんてことは避けたいですよね。撮影の間だけでも背景は余裕を持ってきれいに片付けておきましょう。
どうしても動かせないものやコード類などに関しては綺麗にまとめる、布をかぶせる、植物を置くなど、工夫次第で演出にも早変わりします。

自然光が入る場所が決め手!

窓際で午前中を選んで

自然光とは一般的には太陽の光のことを差します。
サロンにより環境は異なると思いますが、できるだけ自然光が差し込む時間帯を選びましょう。
自然光の柔らかな光を使用し、撮影を行うことでふんわりやわらかで自然な印象に仕上げることができます。

暗くなってしまう場合は照明の検討も

照明や窓の関係でどうしても明るく撮影できず暗くなってしまう場合、照明を使うことを検討しましょう。現在は安価な価格帯のライトも出ていますので、撮影用に1つあるだけで印象はずいぶんと変わります。
また、暗いからといって無闇に標準機能のストロボを使用することはおすすめしません。
明るくなりすぎてしまったり、不自然な陰影ができてしまったりする場合があります。

スマホはしっかり持つこと

撮影の基本の構え方

スマートフォンの撮影は手軽に撮影できる分、片手でパシャパシャ撮ることも多いかと思います。
アングルによっては、片手で撮ることがやむを得ない状態や、躍動感などの効果が出せる場合もありますが、基本の撮影方法としてはスマホをまっすぐ持ち、脇を締めて撮影することをおすすめします。
それでもぶれてしまう場合はカウンターに肘と体を置く、壁により掛かかるなどして体を固定すると手ブレを軽減できますし、スマホ用三脚などを使用する方法もあります。

スマホの大幅なデジタルズームを避ける。

カメラアプリのデフォルト機能で写真をズームすることができます。
しかし、デジタルズームの場合ズームをすればするほど画質は荒くなります。
できる限りカメラを撮る側が近づきましょう。

ブレが無く、綺麗に被写体が撮れていることにより、写真のクオリティーは格段に上昇します。

まとめ

どのようなことをお客様に伝えたいのか?目的をはっきりさせるだけで撮るべき写真は違ってきます。現在は加工アプリなどもたくさんあり、綺麗な写真を手軽に撮ることもできますが、綺麗な写真=目的とは限りません。
また、使用方法によっては写真の向き、トリミングの形なども配慮する必要があります。
ブログをしっかり書いて目的に沿った写真をアップすればより効果が高いブログを更新し続けることができます。
どんな写真が必要かわからなくなってしまった、いろいろな撮影方法などを見ていたらどれもやりたくなった…そんなことを思うこともあると思います。
そんなときはまた「何を伝えたいのか?」に戻って目的は何だったのか?これは目的に必要なことなのか?を振り返りましょう。

写真は意識して撮るようにすると、どんどん綺麗に撮れるようになります。
日頃から意識し撮影に望むことで、ブログのコンテンツは充実してきますよ!
ブログの更新と合わせじっくり取り組みましょう。